COLUMNコラム
バーコード検品の作業効率を向上させる7つのポイント
在庫管理にバーコードとハンディターミナル・バーコードスキャナなどを活用することが一般的になっています。そういった現場では作業効率改善のため、バーコード読み取りの速さが課題となることがあります。今回はバーコード検品の作業効率を向上させる7つのポイントについてご紹介します。
作業環境の明るさの改善
作業場の明るさは十分でしょうか。カメラタイプ・レーザータイプいずれの読取方式でも十分な明かりがないと読み取りしにくくなったりすることがあります。十分な明るさを確保することで読み取りやすさが改善することがあります。また、暗い場所でも読み取りができるようにフラッシュを搭載した機種もあります。
バーコード印字の材質に合わせた機種選定
照明などの光の反射の影響でバーコードの印字が読み取りづらいケースがあります。特に読取方式がレーザータイプの場合は、フィルム包装やラミネートラベルなど光を反射する材質の印字を読み取りすることが苦手です。読取方式がカメラタイプの機種を採用したりすることで読み取りやすさが改善することがあります。
運用の改善
読み取り作業をしやすい位置にバーコードが向くように商品を並べることも重要です。検品時にバーコードを探す必要がないように向きを揃えて見える位置に置くよう心がけるだけで作業効率が上がります。
バーコードの貼り直し
印字の汚れや擦れにより、バーコード自体が破損してしまうと読み取りができなくなってしまいます。破損してしまった場合は貼り直しをすることでスムーズに作業できる状態を維持しましょう。モバイルプリンタであればその場でラベルを発行することができます。
機材のメンテナンス
読取部に汚れが付着することで読み取りづらくなるケースがあります。メンテナンスとして定期的にクリーニングをすると改善することがあります。
バーコードの印字の大きさとの距離
バーコードとの距離が離れすぎると読み取れない場合があります。運用に合わせて読み取りをしやすい距離や、印字の幅・高さになるよう工夫をすることが重要です。
十分な作業スペースの確保
読み取り作業の未完了の商品と完了済みの商品が一目でわかるように作業スペースを十分に確保することで読み取り作業を効率よくスムーズに進めることができます。
まとめ
運用を大きく変えなくても環境を整えるだけで作業効率が改善することも考えられます。RFIDの導入といった方法も考えられますが、バーコードラベルに比べてコストがかかるため費用対効果を比較しながら検討すると良いのではないでしょうか。