COLUMNコラム
在庫管理システムを選ぶ際に気を付けるべき7つのポイント
在庫管理システムを導入したいが、いろいろな製品があり、自社に合ったシステムがどれか分からないという方もいるのではないでしょうか。
今回は、在庫管理システムを選ぶ際に気を付けるべき7つのポイントについてご紹介いたします。
対応業種・規模
導入を検討しているシステムが自社の業種・規模に対応しているのかを確認することが重要です。
業種・規模によって在庫管理の業務フローや必要な機能も変わり、使わない機能が多いと導入費用も高くなり、システムも使いにくくなります。
また、自社に合ったシステムなのかを確認するためには、製品を紹介しているWebサイトで導入事例や機能などを確認したり、実際に電話やお問い合わせフォームで問い合わせたりする方法も効果的です。
システムを利用する範囲の規定
在庫管理システムを誰が、何処で、何を管理するために利用するか事前に明確に規定しておくことが重要です。
利用する人や場所によって必要なシステムの機能や機器なども変わるためです。
自社の条件とシステムの対応できる内容が合っているかを事前に確認し、実際の機器を使用したデモを依頼するといった方法が効果的です。
管理したい商品・在庫の単位への対応
管理したい商品・在庫の単位などに在庫管理システムが対応しているのか事前に確認する必要もあります。
自社が利用を検討している在庫管理システムが希望の単位に対応していない場合には、何か対応方法があるか、システム会社に問い合わせることも重要です。
対応できる検品方法の確認
現場の作業スタッフが検品業務を行う場合、現場目線で効果的な検品方法を選択することが重要になります。
タブレット・スマートフォンなど、実際に検品で使用する機器の操作が複雑であったり、画面が見づらかったりすると生産性が落ちてしまうことも考えられます。
出荷精度など物流品質とバランスを取りながら、適切な検品方法や機器を選択することが重要になります。
クラウド型・オンプレ型の選択
在庫管理システムをクラウド型にするのか?オンプレ型にするのかを事前に検討することは重要です。
各々メリットとデメリットがあるので、それを十分に理解した上で、自社の運用にあったシステムを導入する必要があります。
一般的には、クラウド型は初期導入費用が安く、月額の利用料を一定額負担する必要がありますが、サーバーなどを自社で保有する必要がありません。
オンプレ型は、初期導入費用は比較的高いですが、サーバーなどを自社に設置することによりセキュリティ面を強化しやすい点が挙げられます。
ただし、サーバーなどの故障やメンテナンスなど、ある程度自社での管理が必要となります。
また、セキュリティなどに関する社内ルールを確認し、それに準拠する必要もあるので、それらを考慮して製品の比較検討をする必要があります。
導入後のアフターフォロー
システムを導入した後にどのようなアフターフォローを受けられるのかも在庫管理システムを安心して導入する上では重要になります。
システムを導入して実際に運用をしていくことで運用に合わない面などが見えることもあるためです。
充実したアフターフォローを得られるか判断するために、システム導入の商談を進める中でレスポンスの早さや対応の丁寧さなども確認する必要があります。
サポート体制
在庫管理システムを導入してもサポートが充実していないと、安心して運用することができません。
システムが上手く動かない時に電話やメールでサポートが受けられるか?
自社の業務時間がサポート時間に含まれているかなど確認することも重要です。
まとめ
在庫管理システムの機能面や費用面での比較も重要ですが、実際に運用を行い、長く使い続けることを考えるとスピーディーで丁寧なサポートも重要になります。
実際の現場の運用方法を考慮した上で、在庫管理システムの提供会社に相談してみてはいかがでしょうか。
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