COLUMNコラム
物流業におけるCO2排出量削減を実現するための7つの取り組みとは
地球温暖化防止が社会問題になる中、CO2排出量削減に取り組む企業も増えています。
また、持続可能な社会を目指すSDGsの観点からもこのような取り組みの重要度が増し、注目が集まっています。
今回は、これら地球に優しい物流を実現するための7つの取り組みをご紹介いたします。
トラック輸送の効率化
現在、様々な企業がCO2排出ガスの削減をするべく燃料電池を搭載したトラックによる配送の準備を行っています。
また、一度に多くの荷物を運ぶことで、トータルでの排出ガスを減らすべく、コンテナを繋いだダブル連結トラックを活用する企業も増えています。
モーダルシフトへの取り組み
大型の船や列車などを活用し、トラックで運ぶ量よりも多くの荷物を一度に運ぶようにすることで、CO2排出ガスの削減を実現するモーダルシフトへの取り組みも重要になります。
沢山のトラックで荷物を配送するよりも一度に効率的に運べるので、地球環境に配慮した配送が行えるようになります。
共同配送の実現
現在では、企業の枠を超え、同じ地域の荷物を可能な限りまとめて運ぶ共同配送に取り組む企業が増えています。
これにより、トラック輸送によるCO2の排出量を減らすことができるだけでなく物流コストの削減も可能になります。
太陽光など環境に優しいエネルギーの活用
倉庫の屋根などにソーラーパネルを設置、そこで太陽光による発電を行うことで、環境に優しいエネルギーを活用する企業も増えています。
また、太陽光などにより発電を行う電力会社と提携。そこから電気を供給してもらうことで、CO2を発生しない方法による電気を活用することで、持続可能な社会を目指すSDGsに取り組む企業も増えています。
客貨混載によるトラック輸送の削減
本来は旅客を運ぶための列車やバスに貨物を積み込み、旅客と一緒に貨物を運ぶ客貨混載もトラック輸送によるCO2排出量を軽減する取り組みとして効果が高いと考えられます。
特に、山間部など人口が少ないエリアへの荷物の配送において効果が高く、今後も客貨混載の取り組みは増えてくると考えられます。
トラックの積載率改善の取り組み
トラックの配送方面や運ぶ荷物の量などの情報を専用のアプリなどで共有。同じ方向の荷物をまとめて運ぶようマッチングを行うことで、トラックの積載効率を上げ、無駄な配送を行わないようにする取り組みも行われています。
このように、情報を共有・シェアすることで全体の生産性を上げることも、CO2を削減するためには効果的です。
アイドリング・ストップへの取り組み
トラックが止まっている時に、エンジンを停止するアイドリング・ストップへの取り組みもCO2削減には効果的です。
倉庫などへの荷物の持ち込みの際に、バースを事前に予約するシステムなどを活用することで、スムーズに荷物の積み降ろしを行え、アイドリング時間の削減を行うことができます。
まとめ
地球温暖化防止、自然環境の保全など持続可能な社会を目指すSDGsの観点からもこのような環境に配慮した物流への取り組みは今後さらに重要度を増してくると考えられます。
物流業や倉庫の現場において、今後どのような新しい取り組みが行われるのか、その動向が注目されます。
物流ソリューション一覧
アトムエンジニアリングの物流ソリューションをご紹介します
課題 | 対応方法 | ソリューション |
---|---|---|
誤出荷を防止したい | バーコード照合を活用した出荷検品の実施 | 在庫管理システム >> |
在庫の先入れ先出しをしたい | 入荷日・製造日・賞味期限などの日付をシステムで管理 | 在庫管理システム >> |
在庫管理の精度を上げたい | 倉庫作業を行う際に、ハンディターミナルなどでバーコードを照合 | 在庫管理システム >> |
商品のロット管理、賞味期限管理を行いたい | 入荷時にロットや賞味期限をシステムに登録し、履歴を管理 | 在庫管理システム >> |
バーコードを利用した出荷検品だけ行いたい | ハンディターミナルやスマートフォンを活用したバーコード検品が可能な検品システムの導入 | 検品システム >> |
トレーサビリティに対応したい | 商品の賞味期限やロット番号を管理し、出荷履歴が見えるシステムの導入 | 在庫管理システム >> |
ピッキング作業の時間を短縮したい | 表示器を使用したデジタルピッキングシステムの導入 | デジタルピッキングシステム >> |
仕分け作業の時間短縮をしたい | 表示器を使用したデジタルアソートシステムの導入 | デジタルアソートシステム >> |