COLUMNコラム
共同配送を実現するための4つの課題とは

複数の企業の荷物を一緒に運ぶ共同配送を実現することで、ドライバー不足やCO2排出量削減などの課題に対応できるとされています。
ここでは、共同配送を実現する際の4つの課題をご紹介します。
配送方法の検討とコスト・負荷の調整
共同配送を行う場合には、他の輸送会社に一括で配送を依頼する方法と共同配送を行う企業自身が車両やドライバーを準備し、配送業務を分担して行う場合があります。
実際の配送業務はどこの企業が行うのか?配送にかかるコストや負荷をどのように分配するのかなど事前に協力企業間で調整する必要があります。
トレーサビリティ対応が複雑になる
単独で商品を運ぶ場合には、自社で配送管理を行うので、トレーサビリティ対応も比較的楽に行うことができます。
しかし、複数の企業で共同配送を行う場合には管理も複雑になり、自社だけでの対応では、トレーサビリティの実現が難しくなる場合があります。
イレギュラーな配送の対応が困難
複数の企業で事前に配送時間や荷物の量を決めているので、イレギュラーな配送が必要になった時や荷物の量が増えた時などの対応が難しいというデメリットがあります。
単独で配送している時には、時間の変更や荷物の増減も調整することができますが、共同配送では、荷物を一緒に運ぶパートナーに確認を取ってから配送計画を変える必要があります。
責任所在の明確化
共同で商品を運ぶ際には、輸送中の商品の破損、交通事故などのトラブルが発生した時に、責任の所在が不明確になってしまうというデメリットがあります。
このようなトラブルがあった際に、どのように対応するか事前に荷物を一緒に運ぶパートナー間で話し合うことが重要になります。
まとめ
持続可能な物流を実現するためにも、共同配送などの物流業務の効率化は不可欠です。
今後、共同配送などの実現により物流業界がどのように変化していくのか?
その動向が注目されます。
物流ソリューション一覧
アトムエンジニアリングの物流ソリューションをご紹介します
課題 | 対応方法 | ソリューション |
---|---|---|
誤出荷を防止したい | バーコード照合を活用した出荷検品の実施 | 在庫管理システム >> |
在庫の先入れ先出しをしたい | 入荷日・製造日・賞味期限などの日付をシステムで管理 | 在庫管理システム >> |
在庫管理の精度を上げたい | 倉庫作業を行う際に、ハンディターミナルなどでバーコードを照合 | 在庫管理システム >> |
商品のロット管理、賞味期限管理を行いたい | 入荷時にロットや賞味期限をシステムに登録し、履歴を管理 | 在庫管理システム >> |
バーコードを利用した出荷検品だけ行いたい | ハンディターミナルやスマートフォンを活用したバーコード検品が可能な検品システムの導入 | 検品システム >> |
トレーサビリティに対応したい | 商品の賞味期限やロット番号を管理し、出荷履歴が見えるシステムの導入 | 在庫管理システム >> |
ピッキング作業の時間を短縮したい | 表示器を使用したデジタルピッキングシステムの導入 | デジタルピッキングシステム >> |
仕分け作業の時間短縮をしたい | 表示器を使用したデジタルアソートシステムの導入 | デジタルアソートシステム >> |