COLUMNコラム
理論在庫と物理在庫とは?
理論在庫と物理在庫という言葉があります。
理論在庫はシステム上で管理している在庫数量のことで、物理在庫は実際に倉庫にある在庫数量のことです。
場合によっては理論在庫を基幹システムで管理している在庫数量で、物理在庫をWMSなどで管理している在庫数量のことをいう場合もあるようです。
理論在庫と物理在庫は常にいつでもぴったりあっていることが理想です。
営業マンがPCである商品の在庫数を確認出来ますし、もちろん経営者が自社の資産をいつでも確認することが出来るようになります。
ただ、実際に理論在庫と物理在庫は常にあっているわけではありません。
入荷した商品について、検品が終わっていなければシステム上に実績計上されませんし、リストピッキングでは出荷した商品の出荷実績を上げるタイミングはリストが事務所に戻ってからになります。
もちろん棚卸をした結果、理論在庫と物理在庫で差異が発生することもあるでしょう。
これには色々理由はあると思いますが、営業マンがサンプル品を出荷すると言ってシステムを経由せずに倉庫から勝手に持って行ってしまったり、返品入庫した商品が倉庫の隅で眠っていたりなどはよく聞く話です。
では理論在庫と実在庫がずれていたらどのような問題が起こるのでしょうか?
WMSでは理論在庫をベースとして出荷引当てを行います。
理論在庫が足りなければ在庫不足としてエラーや警告が出ますが、基本的には理論上の在庫です。
現場にいってみたところ実在庫が足りなくて出荷できない、などもあったりすると信用問題にもなります。
通販サイトだったらなおのことです。
翌日出荷予定の商品だったのに、出荷が1週間遅れたらお客様は良い気分はしないでしょう。
それはそのままレビューによってサイトを見ている全員に広まってしまいます。
そのため、理論在庫は出来るだけリアルタイムで取らないとなりませんし、作業者にも商品を動かすときには必ずWMSを経由するというモラルが必要になります。
もちろん自社の外部倉庫や3PLなどで他社にアウトソーシングしている場合も同様です。
いくら良いシステムを導入しても使わなければ宝の持ち腐れです。
システムを導入するメリットを全作業者で意識の共有を図り、理論在庫と物理在庫の棚卸誤差0を目指してみませんか?
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物流ソリューション一覧
アトムエンジニアリングの物流ソリューションをご紹介します
課題 | 対応方法 | ソリューション |
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誤出荷を防止したい | バーコード照合を活用した出荷検品の実施 | 在庫管理システム >> |
在庫の先入れ先出しをしたい | 入荷日・製造日・賞味期限などの日付をシステムで管理 | 在庫管理システム >> |
在庫管理の精度を上げたい | 倉庫作業を行う際に、ハンディターミナルなどでバーコードを照合 | 在庫管理システム >> |
商品のロット管理、賞味期限管理を行いたい | 入荷時にロットや賞味期限をシステムに登録し、履歴を管理 | 在庫管理システム >> |
バーコードを利用した出荷検品だけ行いたい | ハンディターミナルやスマートフォンを活用したバーコード検品が可能な検品システムの導入 | 検品システム >> |
トレーサビリティに対応したい | 商品の賞味期限やロット番号を管理し、出荷履歴が見えるシステムの導入 | 在庫管理システム >> |
ピッキング作業の時間を短縮したい | 表示器を使用したデジタルピッキングシステムの導入 | デジタルピッキングシステム >> |
仕分け作業の時間短縮をしたい | 表示器を使用したデジタルアソートシステムの導入 | デジタルアソートシステム >> |