COLUMN

2013.12.18

在庫管理におけるロケーション管理とは

在庫管理におけるロケーション管理とは

倉庫内の在庫管理をキッチリ行っていく上で特に重要になるのが【ロケーション管理】です。
在庫管理において【何が】、【いくつ】あるのかを管理するのは当たり前です。在庫数を管理するのですから。
ロケーション管理を行わないのであれば、EXCELなどで作成した在庫管理表でも充分に管理が出来ると思います。

ではロケーション管理を行うと何が変わるのでしょうか?

お客様から在庫管理システムの導入を検討したいお話をいただく時によく聞く言葉で「現場のプロがどこに何があるかをすべて把握している。その人が休むと現場が回らない」 というのがあります。
こういった場合には【何が】、【いくつ】あるのかは管理されていたとしても、【どこにあるか】が管理されていない状態となります。 (倉庫の中の「どこに」、「なにが」あるかがすぐに分かる在庫管理システムはこちら
上記の例だと現場のプロが自分の直感により【どこに】置くかを決めてしまっており、他の人との情報共有がなされていないということです。

ではこのケースの場合、どのようにしたら効率が上がるのでしょうか?

倉庫内の物の置き場所を管理して【どこに】、【何が】、【いくつ】あるのかをはっきりとさせ情報共有を行うことです。

自社の倉庫内や仮置き場などを含めて、全ての置き場所に関してアドレスを振ります。
棚があればその棚一つ一つに振ります。
(1つの棚の中でも分割して分けていたらその間口一つ一つまで振るかどうかは運用次第になってきます)
その際にきちんとルール決めしてからアドレスを振ると覚えやすくなります。

例えば
アドレス:01-02-03-04
とあったら
第1倉庫
左から2列目
手前から3連目
下から4段目
などですね。
間口まで管理するならさらに最後に「-05」を付け加えるイメージです。

また平置きのエリアがあるのであれば、出来るだけ分割してアドレスを振ると後々在庫を探しやすくなります。

ここまでルールが決まれば後は入出庫や在庫移動など商品が動いた際に必ず【どこに】、【何を】、【いくつ】動かしたかを登録すればいいのです。

この結果どこのアドレスに何が何個あるかという情報を誰が見ても簡単に得られるようにしておくのが【ロケーション管理】となります。

こうすることにより、作業者は指示されたアドレスへ向かうことにより在庫を探すことが無くなります。
その結果、現場のプロが居なくても現場が回るわけです。
今日入ったばかりのパートの方でも、倉庫内のロケーション一覧さえあれば、すぐに「現場のプロ」になれるわけです。
(もちろん、それ以外の作業についてはアマチュアのままですが)

以上、簡単にロケーション管理について説明をしましたが、実際にExcelなどで管理しようとすると専任のオペレータが必要になるくらいに大変な作業となります。
今まで【何が】、【いくつ】あるかを管理するだけだったところに【どこに】を追加しなければならないので、管理するデータ量が増え、さらに一日の最後にまとめて登録するということが出来なくなるためです。
(現場の方が商品を動かした履歴をメモっておいて、最後に事務所の方が登録するという二度手間を苦としないのであれば別ですが)

これからロケーション管理を行おうとすると、ロケーション管理に対応している在庫管理システムを入れたほうがトータル的なコストが下がることもよくある話です。

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