COLUMNコラム
在庫管理に不可欠な5Sとは?
在庫管理を考えていくにあたり、最初に必要なものは何でしょうか?
色々と検討するものは多いと思いますが、まずは自社の倉庫内の状況の改善であると思います。
自社の倉庫内を見回してみて下さい。
何か問題はありませんか?
もし問題が無いと思うのであれば、それ自体が問題であると考えられます。
問題が無ければ在庫管理を考える必要すらないのですから。
話がずれてしまいましたが、まずは自社内の倉庫状況の改善として現場内の5Sから始めてみませんか?
今やどのような現場に行っても5Sの張り紙が貼られています。
すべて「S」の文字から始まる現場の心構えのようなものです。
整理
現場内にゴミやいらないものなど置いてありませんか?
そのままでは必要の無いゴミまで在庫管理することになってしまいますよ。
必要のないものはきちんと分別して、必要な物のみを置くようにしましょう。
整頓
現場内が整頓されていなかったら在庫管理どころではありません。
どこに何があるかも分からず、現場内はパニックでしょう。
探している商品は目の前にある商品の山の下に埋もれているかも知れません。
通路上に商品が置かれており、歩くことすらままならなかったりしませんか?
通路上には物を置かず、商品を置く場所にはルール決めをし、どこに何を置くのかを決めてください。
清掃
在庫管理からは多少外れてしまうかも知れませんが、清掃も重要な仕事です。
通路にゴミなどが落ちていたら、つまづいたり滑ったりして怪我のもととなります。
また保管されている商品が埃だらけだったらお客様へ出荷出来ません。
もしかしたら賞味期限切れになっている埃まみれの商品を気づかないで出荷してしまうかも知れません。
常に清掃を心がけて、安全安心な環境で作業をしましょう。
清潔
清掃と同じような意味の言葉になりますが、5Sの観点からすると整理・整頓し清掃した状態を維持することとなります。
いくら現場内を綺麗にしても、1週間後にまた元に戻ってしまっていたら意味がありません。
一度きれいな状態にしたら、その状態を常に維持することにより、始めて効果が発揮されます。
躾
清潔ではきれいな状態を維持することと書きましたが、それを維持するためには必ず必要なことがあります。
現場に携わる全ての人が上記を守ろうという意識を持つことです。
清潔な状態を維持するためには皆さんが意識を持って整理整頓清掃をし続けなければなりません。
何故必要なのかをきっちりと理解して、面倒臭がらずに、決めたことはきちんと守る、という環境を作ること。
これが躾です。
まとめ
5Sを徹底することにより、在庫管理についてもある程度のレベルで出来るようになっていることも良くある話です。
逆に5Sが出来ていないところではシステムを導入しようとしてもまず上手くはいきません。
そういうところの場合には「5Sから始めましょう」という提案をすることもあります。
せっかくの在庫管理システムを入れても宝の持ち腐れになってしまっては、そこでとても大きなムダが発生します。
簡単に出来ることではありませんが、自社内だけで出来ることです。
まずは5Sから始めてみませんか?
物流ソリューション一覧
アトムエンジニアリングの物流ソリューションをご紹介します
課題 | 対応方法 | ソリューション |
---|---|---|
誤出荷を防止したい | バーコード照合を活用した出荷検品の実施 | 在庫管理システム >> |
在庫の先入れ先出しをしたい | 入荷日・製造日・賞味期限などの日付をシステムで管理 | 在庫管理システム >> |
在庫管理の精度を上げたい | 倉庫作業を行う際に、ハンディターミナルなどでバーコードを照合 | 在庫管理システム >> |
商品のロット管理、賞味期限管理を行いたい | 入荷時にロットや賞味期限をシステムに登録し、履歴を管理 | 在庫管理システム >> |
バーコードを利用した出荷検品だけ行いたい | ハンディターミナルやスマートフォンを活用したバーコード検品が可能な検品システムの導入 | 検品システム >> |
トレーサビリティに対応したい | 商品の賞味期限やロット番号を管理し、出荷履歴が見えるシステムの導入 | 在庫管理システム >> |
ピッキング作業の時間を短縮したい | 表示器を使用したデジタルピッキングシステムの導入 | デジタルピッキングシステム >> |
仕分け作業の時間短縮をしたい | 表示器を使用したデジタルアソートシステムの導入 | デジタルアソートシステム >> |