COLUMNコラム
工場内の効果的な在庫管理システム利用のポイント
工場内で在庫管理をシステム化しようとして一番最初に思いつくのが製品・商品など自社で実際に作っている物自体の在庫だと思います。
もちろん、ここがきちんと管理出来ていないと営業が注文をもらうときにも在庫がどの程度あるのか分からずに、倉庫に電話をかけて在庫を確認するなどの一手間が増えてしまいます。
では製品の在庫管理がシステム化できていればそれで完了でしょうか?
いえいえ、そうではありません。
製品・商品を作るためには部品や半製品、副資材など様々なものが必要です。
ここの部分は結構アバウトでシステム化どころか、在庫の管理がされていない工場も多いです。
生産計画を作成していく上でも必要な材料、部品、原料、副資材など揃っていないと製品は作れません。
急な注文が入っても、現場に必要なものがすべて揃っているかを確認しないと生産計画すら立てられない、ということになってしまいます。
他の効果として、きちんと在庫が管理されていれば、必要の無い在庫、無駄な在庫なども見えてきます。
余計な在庫を減らすというのは簡単なようでいて難しいものですが、生産計画から在庫管理までをきちんとシステム化されていれば、ある程度見えてくるはずです。
さらに別の目線での在庫管理を考えると、機械のメンテナンス用の部品や消耗品なども在庫管理システムの対象にすると生産に関する安心感、安定度が増します。
工場内すべてを100%というのは難しいと思いますが、主だったものだけでもシステム化することにより工場全体が回りやすくなってきます。
また拠点が複数ある工場であれば、自工場の敷地内で在庫が見えるだけでは効果が半減してしまいます。
本社側で全ての工場の在庫が確認できれば、いざというときの対応も取りやすいですし、外出していることの多い営業さんが外部から在庫を確認出来れば営業活動もしやすくなります。
営業活動がしやすくなれば、その分売上が上がります。
在庫をきちんと管理することは「無駄を省き」、「必要なものを揃え」、「売上を伸ばす」ために必要なことです。
(製造業でも効果的な在庫管理システムはこちら)
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