COLUMNコラム
「ロジスティクス」のおはなし
日本には「○○ロジスティクス」というように、 「ロジスティクス(Logistics)」という言葉が社名に入っている物流系の企業がたくさんあります。この「ロジスティクス(Logistics)」という言葉の意味をご存知でしょうか?
物流業界の方にとっては常識ですが、まったく関わりのない人にとっては聞きなれない言葉かもしれません。
「ロジスティクス(Logistics)」は日本語で「物流」という意味で訳されます。 そのため物流系の企業である3PL会社や、運送会社が社名に「ロジスティクス(Logistics)」を使うことが多いわけです。
そこで、ロジスティクスという言葉について少しご紹介します。
そもそも「物流」という日本語の起源についてご存知でしょうか?
「物流」という言葉はアメリカのマーケティング業界で使われていた、流通の物理的な管理についてあらわした「Physical Distribution(フィジカル・ディストリビューション)」という言葉を日本語に訳したものです。
Physical(物的・物理的)と、Distribution(流通・分布)という言葉を足して、「物的流通」という言葉になります。
これを略して「物流」となりました。
そこで一つ疑問が残ります。
Physical Distribution・・・?
物流を英訳するとLogistics(ロジスティクス)じゃないのか?
実はLogisticsは、以前は「兵站(へいたん)」という意味で使われていました。
「兵站」
聞きなれない言葉ですが、これは戦争時に最前線へ物資を補給するという意味で使われていた言葉です。
「物資を補給する」という意味では、物流と近いニュアンスがありまあすが、あくまで戦争時の用語なので、現代で使われている物流とは意味合いとが異なります。
実際にLogisticsが、現代の物流という意味合いで使われるようになったのは、1950年代です。 ビジネスの世界で、商品やサービスなどをタイムリーに目的の場所に届けることは大変重要とされており、その概念をLogisticsという言葉に当てはめたのが始まりだそうです。
Physical Distributionが、物的流通(物流)と訳されて、
その後にLogistics(ロジスティクス)の概念が物流に取り入れられて、
物流をLogistics(ロジスティクス)を訳すようになったわけです。
また現在では、ロジスティクスという言葉は単に物を運んだり管理するという意味合いだけではなく、情報の管理や、各工程の最適化、その他関連した技術、全体のマネージメントということも 含まれた意味合いで使われています。
物流には、ロジスティクスという言葉一つにも長い歴史があります。
物流って奥が深いですね。
物流ソリューション一覧
アトムエンジニアリングの物流ソリューションをご紹介します
課題 | 対応方法 | ソリューション |
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誤出荷を防止したい | バーコード照合を活用した出荷検品の実施 | 在庫管理システム >> |
在庫の先入れ先出しをしたい | 入荷日・製造日・賞味期限などの日付をシステムで管理 | 在庫管理システム >> |
在庫管理の精度を上げたい | 倉庫作業を行う際に、ハンディターミナルなどでバーコードを照合 | 在庫管理システム >> |
商品のロット管理、賞味期限管理を行いたい | 入荷時にロットや賞味期限をシステムに登録し、履歴を管理 | 在庫管理システム >> |
バーコードを利用した出荷検品だけ行いたい | ハンディターミナルやスマートフォンを活用したバーコード検品が可能な検品システムの導入 | 検品システム >> |
トレーサビリティに対応したい | 商品の賞味期限やロット番号を管理し、出荷履歴が見えるシステムの導入 | 在庫管理システム >> |
ピッキング作業の時間を短縮したい | 表示器を使用したデジタルピッキングシステムの導入 | デジタルピッキングシステム >> |
仕分け作業の時間短縮をしたい | 表示器を使用したデジタルアソートシステムの導入 | デジタルアソートシステム >> |