COLUMN

2024.02.26

ネットショップでまず取り組むべき6つの物流改善とは

ネットショップでまず取り組むべき6つの物流改善とは

昨今のネット通販の市場拡大により、ネット通販業界は追い風となっています。一方、ネット通販の物流現場では、出荷量や取扱品の増加により様々な課題が発生しています。ネットショップで発生しがちな物流課題を解決するため、まず取り組むべき5つの物流改善についてご紹介します。

ロケーション管理の改善

ネット通販では、注文の機会損失を防ぐため、人気商品や逆に不人気商品の在庫数をコントロールしながら保管スペースを最大限有効活用することが求められます。
この保管スペースを最大限有効活用するためにフリーロケーションの運用を取り入れる。といった改善方法があります。 

ピッキング方法の見直し

多種多様な商品を扱うネット通販では、商品の出荷頻度や数量に合わせて適切なピッキング方法を選ぶことが求められます。
人気商品の単品出荷が多い場合、そのオーダーをまとめてトータルピッキングして、仕分けをする。
複数明細のオーダーが多い場合、まとめて作業するマルチピッキングにする。
また引当の際にそれらのオーダーを切り分けて、トータルピッキングとマルチピッキングを混在して運用する。など、運用を見直すことにより出荷の改善が図れます。

出荷精度の向上

評価やレビューの内容が売上に影響を与えることがあるネット通販では、誤出荷防止は非常に重要な課題です。商品バーコードと、ハンディターミナルや、バーコードスキャナを使った出荷検品といった改善方法があります。

検品作業のルール化と標準化

イレギュラーな業務により検品漏れが発生してしまうことがあります。そういった状態は在庫切れによる販売機会を逃すことや誤出荷の発生により評価やレビューの悪化に繋がります。これらを解決するためには、現場の作業者の方々へのルールの徹底や、作業手順を掲示しておくなど対策を施すことが重要です。

定期的な棚卸の実施

ネット上と実店舗の両方で販売を行うケースも増えています。販路毎に在庫を分けて管理すると実店舗向けの在庫はあるが、ネット上の在庫が欠品してしまうケースがあります。実際の在庫数を一元管理することで販売機会を逃さずに売上を伸ばすことに繋がります 。

定期的な棚卸の実施

物流現場では、返品や不良品などが発生することがあるため、実際の商品の数と帳簿上の在庫数にずれが生じてきてしまう場合もあります。定期的に棚卸を行うことで、このようなずれを解消することが重要になります。

まとめ

ネットショップの注文数や商品数量が増えてくると物流業務の負担が大きくなり、本来行うべき業務が行えなくなってしまうことも多々あります。
早めに物流業務の改善に取り組むことで注文数が増えてきた際にもスムーズに対応できるようになります。
また、今回ご紹介したような改善方法は在庫管理システムなどを活用することで実現できる場合もあります。お気軽にご相談ください。